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バイクとナビゲーション

バイクに乗っていて困ることのうちの一つに、道が分からなくなることが挙げられます。地名に慣れているところであれば案内標識(通称青看板)で大体の道は分かりますが、最初に訪れた土地では青看板に書かれている地名を知っていることも少なく、目的地と青看板の地名との位置関係も把握していないことがほとんどです。四輪車であればほぼ全ての車輛にカーナビが装着されていると思いますが、バイクにカーナビはほとんどの場合ついていません。これを解消する方法をまとめていきます。

  1. 紙の地図+タンクバッグ。
    • 良い点。機械に頼らないため一番確実な手段です。バイクでの移動時に荷物は極力少なくすべきですが、知らない場所や遠くに出かける時は万が一に備えて地図を持ち歩きたいものです。またGoogle Mapと比べて国道や主要道路の番号・名称および交差点名が一発で分かる為、「xx号を西に進みyy号に乗って〇〇交差点で左折」という進み方に慣れている人は紙の地図のほうが良いでしょう。
    • 悪い点。タンクバッグにツーリングマップルを入れるというのが一番スタンダードのように思えますが、タンクバッグが防水でないと地図が湿気ってしまいます。またツーリングマップルの縮尺は14万分の一ですので、細かい道を乗車中に見ることは難しいです。市街地は拡大されていますが、田舎で細い道の奥にいこうとする時等は要注意です。
  2. Google Map
    • 良い点。携帯電話の電波が入るところであれば現在地が正確に分かり、裏道も駆使したナビゲーションをしてくれます。新潟港から都心に向かう際に、Google Mapに従って行ったらツーリングマップル組の知らない裏道に案内され、あっという間に新潟バイパスにのり北陸道に乗ることができました。北陸道をのんびり70km/hぐらいで南下して1時間ぐらい経った頃にツーリングマップル組が追い越していったので、かなり効率的に移動するようにナビしてくれていると感じました。
    • 悪い点。紙の地図の項目にも書きましたが、地図を見ているときに国道番号や交差点が表示されたりされなかったりします。雨に濡れないようなカバーなどをした上でハンドル付近に固定して運用することになりますが、グローブを付けたまま小さな画面を操作することは困難です。またスマホのディスプレイが常時点灯になるため電池をものすごく消費します。USB給電の機構がないと使い物になりません。さらに真夏などはあっという間にスマホがオーバーヒートしてしまい、冷めるまで電源すら入れさせてくれません。涼しい季節の太陽が照りつけない時間帯にバイクから給電しながら使う分には大変頼りになりますが、太陽がさんさんと照る時は使わないほうが良いでしょう。
  3. バイク専用ナビゲーションシステム
    • 良い点。GPSの受信できるところであれば高精度なナビゲーションが期待できます。バイク用に設計されているので熱暴走などの心配がありません。
    • 悪い点。高額で、地図データを最新にするメンテナンスの手間が必要で、GPSの受信できないところでは役に立ちません。

これらを一気に解決しそうな、ヘルメット組み込みナビなども開発されているようです。Livemapのバイク用カーナビは世界初のヘルメット内蔵ヘッドアップ・ディスプレイ―来夏発売へ

早く決定打が出てほしいものですね。個人的には、たとえどんな技術が出ても当面は紙の地図と併用し続けると思いますが。